鶏卵の高騰
今日は、鶏卵の高騰について書いてみたいと思います。
私は、毎日、鶏卵の目玉焼きを2個ほど食べていますが、最近、気になっているのが、鶏卵の価格の高騰です。
今年1月時点での価格が、昨年に比べて倍近くになってきているようで、100円強だった1パック10個入りのものが、200円を超えてきています。
なぜこれほどまでに鶏卵の価格が高騰しているのかを調べたところ、中日新聞にその原因についての記事が掲載されていました。
原因は、昨年5月から7月にかけて行われた政府主導の生産調整で、500万羽以上の採卵鶏の処分が行われたことにより出荷量が減少したこと、また、今年の夏に入ってからの猛暑で鶏の多くが死んでしまったことにより、さらに出荷量が減少したことだそうです。
加えて、円安の影響で、輸入飼料の価格が上昇したことも、販売価格の値上げに拍車をかけているとのことです。
一方、今後の価格の見通しについて、鶏卵業者は「新しい採卵鶏が出てくる春頃になったら下がるかもしれないが、以前のような価格になるかは分からない。」と話しているようです。
生産調整は、卵の価格が安すぎて農家の収益が上がらないことから行われたものでしょうか。私としては、殺処分はよい策ではなかったと思います。
殺処分はせずに、国や自治体等により補助金等の援助をする手はなかったのかと思うのですが・・・。私自身、このような経緯に至った真相がわかっていないので、このあたりの 感想でとどめます。
ところで、最近、スーパーでは、1パック130円から160円ほどの価格で販売されて いるものが、ときどき見られるようになってきました。
客寄せのため、一部のサイズの卵に限り、販売価格を下げて売られているとのことです。一定金額以上の買い物をした場合に限り、1パック限定100円ほどで売られたり、場合によっては、赤字覚悟で売られることもあるそうで、売る側の大変さが伝わってきています。
また、特殊卵も安めに売られているとのことです。特殊卵は、餌や飼育方法にこだわり、ビタミンなどの栄養価を高めた卵ですが、農家が特殊卵用の鶏については、処分を避け、生産調整の対象から外したために、一般の鶏卵よりも安く販売できているとのことです。
最近は特殊卵への注文が増えてきており、出荷が追いつかない状況とのことです。
今後、鶏卵が生産調整されることなく、安定して消費者に渡っていくことを祈ります。
以上、錦戸勝彦の鶏卵の高騰についての記事でした。
2014年1月20日