健康法
今日は、健康法について書いてみたいと思います。
先日、テレビで興味深い健康法が放映されていました。
南雲吉則先生という外科医の先生が提唱したものですが、健康でいるための3つのポイントというものを番組の中で紹介されていました。
1つめのポイントは、運動をする場合の心拍数は、決められた数値以下にする必要があり、 心臓には過度の負担はかけてはならないというものです。
そもそも心臓は、人や動物が誕生した時点で、既に細胞分裂が止まってしまっているので、人や動物(哺乳類?)の生涯に与えられている心拍数は20億回ぐらいまでのようです。
心拍数を高めて運動をすることは寿命を縮めることになるのかもしれません。
運動する場合の決められた心拍数についてですが、この数値は、アメリカの医者であるフィリップ・ マフェトンが提唱したマフェトンの公式により算出されたもので、
運動をよくする人は、180から自分の年齢を引いた数以下の心拍数で、運動をあまりしない人は、170から自分の年齢を引いた数以下の心拍数で運動すべきとのことです。
そのようなことから、 効果的な運動としては、ウォーキングが最適のようですが、
姿勢を正すということだけでも良いのだそうです。
2つめのポイントは、糖分の過度の摂取は慎むべきとのことです。
糖分が厄介なのは、体内ですぐに脂肪分に変わってしまうこと、また、コラーゲンと結びついて最終糖化産物となり、血管の内側に付着してしまうことだそうです。
特に精製された糖分は良くなく、米を食する場合は、白米よりも玄米の方が良いとのことです。
甘みは果物などの自然のものから摂るのが良いようで、果物は皮ごと食べるのが良いそうです。
皮には、その果物を保護する作用を持つ栄養分が含まれており、実と皮の両方を食べれば、完全栄養を摂ることができるのだそうです。
3つめのポイントは、食事の量と質に気を付けることだそうです。
最近、あらゆる動物を使った実験で、与える食事の量を4割減らしてみたところ、
それらの動物の寿命が約1.5倍に延びたそうです。
そして、そのようになった原因を追求したところ、サーチュイン遺伝子という遺伝子が関与していることが判明したそうです。
サーチュイン遺伝子は長寿遺伝子とも呼ばれ、飢餓状態になるときに発動する性質を持ち、発動すると細胞分裂を安定化させて老化を防止する効果があるとのことです。
サーチュイン遺伝子を活発化させるためには、食事の回数を1日1食または2食に減らしたり、あるいは1日3食にはするが、1汁1菜にするなどして、1日あたりのカロリー
摂取量を制限する必要があるとのことです。(ただし、これはメタボの人についての場合であり、子供や病人、老人は1日3食、しっかりと食べる必要があるとのことです。)
また、果物を食する時と同様、魚や野菜も無駄なく全ての部分を食することで、栄養のバランスがとれた質の良い食事になるとのことです。
個人的には、この健康法の実行については、強い意思、ストレスが伴いそうで、挫折しそうです。
とはいえ健康は何にも変えられない貴重なものです。無理をせずストレスを受けない範囲でなら少しずつ実行したいと思っています。
まずは、たくさん食べてしまったら次の食事は少なくする、から実行し、次に、食物の内容の見直しや量の制限の実行を目指したいところです。
以上、健康法についての記事でした。
2014年3月16日