ベーコンなどは食べ続けると体によくない 卵は目玉焼きよりもゆで卵がよい

鶏卵は値上がりが激しくて、最近は買うのを少しためらいますが、貴重な栄養源であるので、食卓からははずせない食材です。

しかし、卵は食べ方によっては、体に悪影響を及ぼすことがあります。

卵の調理法の中でも、目玉焼きが一番体に悪影響を及ぼす調理法です。

 

たんぱく質や糖を含む食材は、高熱がかかると、糖化物(AGE)の量が増大します。

糖化物は、体内に入ると体内の組織を劣化させる作用をします。

この作用の繰り返しが、疾病(生活習慣病、ガン、動脈硬化、白内障ほか)の引き起こしにつながります。

入ってきた糖化物の大部分は体外に排出されますが、それでも少しは体内に残るので、糖化物の多い食材を食べ続けると、糖化物は体内に蓄積されていきます。

 

また、糖化物の発生量は加熱温度が高いほど多くなります。

生、水で煮る、炒める、焼く、揚げるという順番で増えていきます

フライパンで炒めながら作られる目玉焼きは糖化物の発生量が多めなのです。

しかし、目玉焼きよりもさらに糖化物の発生量が多いのは、ベーコン、ステーキ、唐揚げ、ハンバーグ、焼き鳥、揚げ物のお菓子(ポテトチップス、フライドポテトほか)などです。

とくに、ベーコンは断トツで多いので要注意です。

 

食材は生で食べるのが理想ですが、卵は食中毒菌、肉類は寄生虫や食中毒菌による問題が発生します。

そうなると、水でゆでて食べる方法が無難ということになります。

このようなことから、卵はゆで卵にして食べるのが最良と言えます。

 

 

糖化物の蓄積要因には、他にもいろいろ(喫煙など)とありますが、食事による部分が一番大きいようです。

 

食品ごとの糖化物量(単位;ku)の目安を一例として記します。

 

ベーコン 90000~95000
バター 20000~25000
マーガリン 15000~20000
牛肉ステーキ 10000~15000
鶏肉の唐揚げ 9000~10000
マヨネーズ 9000~10000
焼き鳥 8000~9000

焼きソーセージ 5000~6000
ハンバーグ 5000~6000
エビフライ 4000~5000
プロセスチーズ 4000~5000

目玉焼き 2000~3000
パンケーキ 2000~3000

ビスケット 1000~2000
ドーナツ 1000~2000
チョコレート 1000~2000
クロワッサン 1000~2000

鶏肉の水炊き 900~1000

トースト  100~200
ゆで卵   100~200

 

 

最近、鶏肉は水でゆでて食べるようにしています。

ゆでた食べ物ばかりを食べるのは不可能に近いですが、糖化物の量が多い食べ物を減らす食生活は必要かと思います。

 

2023年5月22日