ひとりでに通話をする携帯電話 過去にあった不思議な出来事 

今日は過去にあった不思議な出来事の1つを書いてみます。

もうだいぶ前のことになりますが、浜松にある仕事場から家に帰る途中で起きたことです。

当時は電車で通勤していたのですが、駅から家まで歩いて帰る途中、突然、カバンの中に入れてあった携帯電話(ガラケー)から「もしもーし」と言う声が聞えてきました。

何事かと思ってガラケーをカバンから取り出して耳にあてると、それは昔いた職場で一緒に働いていた人の声でした。

相手から電話がかかってきたのかと思ったのですが、話をしているうちに、こちらが電話をかけたことがわかりました。

そこで、なんでこんなことになるのか、電話が終わったあと、通話記録を確認してみました。

着信履歴には何も記録されていませんでしたが、発信履歴の方には3けたの数字が記録されていました。

この3けたの数字はこちらからボタンを押して入力されたもので、ガラケー内に登録されていた短縮番号でした。
これは、昔いた職場の電話番号を緊急連絡用の番号に置き換えたものでした。

そもそも、この番号を消さずに残していたのが、まずかったのですが。

では、なぜボタンが押されていたのか?

相手と通話するためには、短縮番号に加えて通話ボタンも押さないと電話はかからないわけで、3けたの番号のボタンと通話ボタン、合計4個のボタンが順番に押されていかないと電話はかからないわけです。

当時使っていたガラケーは、ふたがないむき出しのもので、外部から何らかの接触があったりすると、ボタンが押されてしまいやすいものです。

帰宅途中ではガラケーはカバンの中に入れっぱなしでした。

おそらく、電車の座席にカバンを置いた時や歩いている時にガラケーのボタンとカバンの内側が接触して、偶然にも今回の番号が順序よく押されてしまったのではないかと考えています。

しかし、#ボタンを含む12個の入力ボタンの中から適当に4個のボタンが押されて、特定の4けたの字が当たる確率は、(12の4乗)分の1=20736分の1です。

数字4けたの暗証番号を当てる確率や宝くじナンバーズ4のストレートを当てる確率(10000分の1)よりもはるかに低いのです。

 

 

2021年9月23日