半沢直樹が伝える3つの信念
日曜劇場の「半沢直樹」が佳境に入ってきました。
先週23日の第6話は、東京中央銀行が、金融庁からの検査(帝国航空の与信判断の確認)を受けた際に金融庁に虚偽の報告をしてしまったことで、業務改善命令を受けることになってしまう、というところで終わりました。
虚偽の報告の原因を作った者は、半沢によって見つけられ観念しましたが、東京中央銀行は窮地に立たされることになってしまいました。
また、新大臣の策略によって、帝国航空の再建も危うくなってしまいました。
組織で働く人は、時として理不尽なことに直面することがあるかもしれません。
また、正しいと思うことが、拒絶されることがあるかもしれません。
身近には、自分のことだけを考えて、他人に迷惑をかける、または良くないことをする輩がいるかもしれません。
しかし、ドラマの中では、仕事をする時には、揺るぎない「型」を個人が持つべきであると説明をしています。
第4話の中で、東京セントラル証券に出向中の半沢が、部下の森山に向かって、組織の中での自分のあり方、戦い方を語るシーンがありました。
半沢いわく、
「大切なのは、組織や世の中は本来こうあるべきだという強い信念を持つことだ。
信念は3つある。
1つめは、正しいことを正しいと言える信念。
2つめは、組織の常識と世間の常識は一致しているべきだとする信念。
3つめは、ひたむきで誠実に働いた者が、きちんと評価されるべきだとする信念。
仕事は客のためにするもの、ひいては世間のためにするものだ。
この大原則を忘れると、人は自分のために仕事をするようになる。
自分のためにした仕事は、内向きで卑屈で醜く歪んでくる。
大和田のような者が増えれば、当然組織は腐ってくる。
組織が腐れば、世の中もまた腐ってくる。」
2020年8月29日