ゴジラー1.0 愛知県のロケ地は西尾市の漁港だった アカデミー賞受賞のニュースで紹介

アメリカのロサンゼルスで開催された第96回アカデミー賞授賞式で、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション賞を、山崎貴監督の「ゴジラー1.0」が視聴効果賞をそれぞれ受賞しました。

同じ授賞式で邦画が2作品受賞したのは、2009年の「おくりびと」と「つみきのいえ」以来のことであり、また、邦画が視聴効果賞を受賞したのはアジア映画としては初の出来事です。

 

今日(3月12日)の朝のニュース番組でこのことが報じられていましたが、この中で、「ゴジラー1.0」のロケが愛知県の三河地方で行われていたことが取り上げられていました。

愛知県でロケが行われていたというのは知りませんでした。

 

場所は愛知県西尾市にある東幡豆漁港というところで、撮影は2022年の4月に行われたようです。
この漁港がロケ地として選ばれたのは、戦後間もない漁港のイメージがこの漁港の風景と合っていたからだそうです。

ここでは、主人公が、戦時中に敷設された機雷の撤去作業をするために木造の掃海艇に乗り込むシーンが撮影されたもようです。

 

 

 

愛知県が「ゴジラー1.0」の撮影に関与して話題になったのは、豊川市教育委員会が、戦時中に使用されていた双眼鏡と三脚を映画撮影のために貸し出したときのことでした。
この双眼鏡と三脚ですが、過去には「永遠の0」の撮影で貸し出されたこともありました。

この双眼鏡と三脚は、豊川市御津町にあった高射砲陣地で実際に使用されたもので、豊川海軍工廠空襲のために飛来したB29爆撃機やP51戦闘機の発見にも使用されました。
これらは戦後、御津町(当時は宝飯郡御津町)で保管された後に、豊川市に移管されました。

双眼鏡と三脚は、海軍大戸島分遣隊の飛行場のシーン(冒頭の部分)と局地戦闘機「震電(異様な形の戦闘機)」が置いてある作業場のシーンで使われています。

 

ゴジラー1.0は現在でも上映している映画館はあります。
また、もうしばらくすれば、アマゾンプライムなどのネットシアターでも公開されると思われるので、そのときに漁港の場面は確認できると思います。

 

 

2024年3月12日