アメリカのテレビ番組AGTに初出場 アバンギャルディ 予選の評価が準決勝につながった
アメリカのテレビ番組「AGT(アメリカズ・ゴット・タレント)2023」に出場した日本のダンスグループ、アバンギャルディが準決勝に進むようです。
アバンギャルディは高校生ルックで踊る集団のグループで、予選の出場時に使用していた曲が、「シンデレラ・ハネムーン」という45年前の歌謡曲でした。
かなり昔の曲を使っていたところがなかなかよかったです。
「アメリカズ・ゴット・タレント」の最初の関門となる予選のラウンドは、1次オーディションと2次オーディション、および後日に行われる審議の3つで構成されています。
予選の流れ
①まず、1次オーディション(プロデューサーによる事前選考)に合格した挑戦者が、2次オーディション(テレビで放映される実技選考)へと進みます。
②初戦となる2次オーディションは、4人の審査員の内の3人以上がYES(個人的合格)の判定をすれば合格となります。
③2次オーディションに合格した挑戦者のパフォーマンスは後日あらためて審議されます。
④審議に合格した挑戦者は予選通過となり、次の準決勝のラウンドへと進みます。
また、2次オーディションには特別処置としてゴールデンブザーによる1発合格の判定があります。
この判定を獲得した挑戦者は、そのまま予選通過者となって準決勝のラウンドに出場できるという特権がもらえます。
4つのYESという高い評価で2次オーディションに合格したアバンギャルディは、その後の審議もパスして準決勝進出を決めました。(演技は現地時間6月6日放送)
準決勝に進むのは55組ですが、この中にいる日本人パフォーマーは、アバンギャルディ、チビユニティ(ゴールデンブザー獲得)、MOSの3組だけです。
準決勝は8月22日から9月20日までの間で行われるようです。
(決勝は9月の最終週に予定されています。)
審査員
ハーウィー(67)男
サイモン(63)男
ソフィア(51)女
ハイディ(50)女
1.アバンギャルディの予選の演技
使用曲 「シンデレラ・ハネムーン」 岩崎宏美
日本語訳
1.ダンス前
ハイディ
「こんにちは」
アバンギャルディ
「こんにちは」
ハイディ
「あなたたちのグループ名は何ですか?」
アバンギャルディ
「私たちはアバンギャルディです」
「日本から来ました」
ハイディ
「ようこそ」
「アメリカへようこそ」
「アメリカに来たのは初めてですか?」
アバンギャルディ
「はい、そうです」
ハイディ
「アメリカに初めて来た人の多くが、ここのハンバーガーは大好きだと言っています」
「ここに来てからハンバーガーは食べましたか?」
アバンギャルディ
「もちろん、食べました」
ハイディ
「あなたたちはダンスグループなんですよね?」
アバンギャルディ
「そうです」
ハイディ
「わたしたちが見てきた他のダンスグループと何が違うのかしら?」
アバンギャルディ
「日本の魂を詰め込んだオルジナルダンスをします」
通訳者
「私たちには日本の魂が詰まったオリジナルダンス作品があります」
ソフィア
「ああー」
ハイディ
「さあ、ステージはあなたたちのものです」
「がんばってください。幸運を祈ります」
アバンギャルディ
「ありがとうございます」
ハーウィー
「彼女たちが好きだなあ」
2.ダンス後
ソフィア
「すばらしい!」
ハイディ
「あなたたちは息が合い過ぎです」
「既成概念にもとらわれていません」
「本当に日本の魂を見た気がしますよ」
アバンギャルディ
「ありがとうございます!」
ソフィア
「私の予想を超えていました」
「これは私たちが見たことがない奇妙なものでした」
「私はあなたたちが大好きです」
アバンギャルディ
「ありがとうございます!」
サイモン
「まさに天才だね」
「本当に本当に嬉しいよ」
「はるばる日本から来てくれたんだね」
「ありがとう」
ハーウィー
「君たちの動きをしながら言わせてもらおう」
「私は君たちがすること全てが大好きだ」
「このようなものは今まで見たことがない」
「まずは、君たちへの最初のイエス、ここから投票を始めよう」
ハイディ
「ソフィア!」
ソフィア
「イエス!」
ハイディ
「サイモン!」
サイモン
「僕はダンスをしながらイエスをあげるよ」
ハイディ
「そして、私はあなたたちに4つ目のイエスをあげます!」
2.初戦に出た日本人パフォーマー
どの組もすごかったのですが、顔が変わるパフォーマンス(携帯電話のセールスマン、エニシさんのパフォーマンス)は独特なものでした。
イエスを3つを獲得して初戦となる2次オーディションを通過しました。
準決勝には進めませんでしたが、内容はすばらしかったです。
使用曲 「ポーカーフェイス」 レディー・ガガ
日本語訳
1.演技前
ソフィア
「こんばんは」
「お名前は?」
「どこから来ましたか?」
「では、100万ドルをもらうためにここに来たのですか?」
サイモン
「これからどうなるのか見てみようじゃないか」
2.演技後
ソフィア
「こんばんは」
エニシさん
「こんばんは」
ソフィア
「本当に不気味だったわ」
エニシさん
「可愛い?」
ソフィア
「可愛い」
エニシさん
「ありがとう」
ソフィア
「可愛いわ」
「演技の時のあなたは可愛くなかったけど、今のあなたは可愛い」
ソフィア
「あなたのお名前は?」
エニシさん
「私の名前はエニシです、イエーイ!」
ソフィア
「どこから来ましたか?」
エニシさん
「日本から来ました」
「東京からです、イエーイ!」
ソフィア
「ここに来たことであなたの夢はかなったのですか?」
エニシさん
「いいえ」
ソフィア
「いいえ?」
エニシさん
「私の夢はAGTのチャンピオンです」
ソフィア
「ああー」
エニシさん
「ヤ、ヤ、ヤヤヤ!」
ソフィア
「エニシさん、これがあなたの職業なんですか?」
通訳者
「仕事は何をやってるんですか?」
エニシさん
「携帯を売ってます」
通訳者
「私は携帯電話のセールスマンです」
ソフィア
「ハーウィー、あなたはどう思った?」
ハーウィー
「これは私が見たことがない独創的なものだ」
「私は好きだ」
エニシさん
「本当にありがとうございます!」
ハーウィー
「ああ、こちらこそ!」
ハイディ
「今までに見たことがない、ものすごく独創的なものね」
「これって大好きよ」
「大、大、大好きよ。」
エニシさん
「私もあなたのことが大好きですよ!わ! 」
サイモン
「よくわかった」
「つまりだ」
「あなたの演技はとても好きだ」
「だが、これは私の心を動かす演技ではなかった」」
進行係
「では、誰か審査結果を言ってください」
ソフィア
「ハーウィーは?」
ハーウィー
「イエスだ」
エニシさん
「おー、ありがとう!」
ソフィア
「ハイディは?」
ハイディ
「イエスよ」
エニシさん
「ありがとう!」
サイモン
「本当はこのぐらいのことを言おうと思っている」
「あなたがもらったのは強烈なノーだ!」
(観衆、ブーイング)
エニシさん
「サイモン、お願いだ!」
「私にイエスを!」
ソフィア
「あなたにはサイモンは必要ないよ」
「3つイエスがあるから!」
エニシさん
「やあー!ありがとう!」
「本当にありがとう!」
「バイバイ!」
「ありがとう!」
2023年8月20日
改訂:2024年10月6日
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