大腸ポリープ切除 手術給付金を受給するための手順 昔の保険でも可能
先日、日帰りで大腸ポリープを切除してもらったので、医療保険の加入先のアフラックに申請を行い、給付金を支給してもらいました。
20年ほど前に加入した「新がん保険、特約MAX」の中にある「手術給付金」からの支給でした。
大腸ポリープ切除は手術であることから、医療保険から「手術給付金」という形で受給されます。
以下に、アフラックの「新がん保険、特約MAX」を例にした、手術給付金を受け取るための必要条件と手順を書きたいと思います。
1.必要条件
大腸ポリープの切除で手術給付金を支給してもらうためには、あらかじめ手術給付金の支払いをしてくれる医療保険に加入しておく必要があります。
大腸ポリープの切除は、健康であっても経験する可能性があります。
費用も高いので、給付金の受給はありがたいものです。
手術給付金の支払い条件は、各々の保険会社で設定されているため、医療保険を選ぶ際には、それを扱う保険会社が大腸ポリープ切除を支払い対象にしているか、また、給付金額をいくらにしているかなど、事前に調査をしておくのが望ましいと思います。
2.手順
ここでの手順は、他の種類の医療保険の場合でも似たようなものになるかと思います。
入院はなし、他の給付金の請求もなしが前提です。
(1)まず、いくら支給してもらえるかを確認します。
特約MAXでの手術給付金の額は、
「5万円 ✕ 給付倍率」となっています。
特約MAXの約款で、大腸ポリープ切除が給付金の支給に該当するか、給付倍率が何倍なのかを確認します。
古い保険なので、給付金支払い対象の手術は、大まかに88種類に区分されているだけです。
(最近の保険には、もっと細かい区分が付いているようです。)
約款の末尾にある手術区分け表で確認します。
この表より、大腸ポリープ切除は手術番号87番に該当していることがわかります。
ファイバースコープは内視鏡に当たります。
給付倍率は1倍です。
したがって、特約MAXでの大腸ポリープ切除に対する給付金の額は、5万円 ✕ 1倍 = 5万円 になります。
なお、この場合には、「施術の日から60日後までの間は、給付は1回のみ」という条件が付きます。
保険の内容によっては10万円以上支給してもらえることもあるので、申請忘れのないようにしたいものです。
(2)給付金申請書に添付する「診療明細書」のコピーを用意します。
診療明細書は、ポリープ手術を行ったときのもので、これをA4サイズにコピーします。
明細書内に、
「患者名」
「入院期間または通院期間」
「手術名」
「病院名」
が必ず記載されていることを確認します。
もしも健康保険証の番号が記載されていた場合は、コピーした診療明細書上の該当箇所を黒マジックで塗りつぶします。
診療明細書のコピーが提出できない場合は、診断書の提出が必要になります。
(3)給付金申請書類を作成して、アフラックあてに郵送します。
①アフラックの「ご契約者様専用サイト」にログインしてサイトを開きます。
その中にある「給付金・保険金のご請求」のボタンをクリックして入力をしていくと、最後に「給付金請求手続きのしおり」という書類のダウンロードページにたどり着くので、この書類をダウンロードして印刷します。(印刷できない場合は、紙面を郵送してもらうことも可能です。)
②しおりの中にある「給付金等請求書」に本人の口座情報の記入と認印の押印をします。
③「入院・手術申告書」に本人の名前、病症名、通院期間、手術日を記入します。
④「給付金等請求書」、「入院・手術申告書」、「診療明細書のコピー」の3枚を封筒に入れてアフラックに送ります。
郵送以外に、スマホで写真をとって送るデジタル請求サービスもあります。
(4)入金確認をします。
投函後1週間ほどで、口座入金の通知書がアフラックから届きます。
この時点で口座に入金がされているはずなので、確認をします。
「ご契約者様専用サイト」にも入金履歴が残ります。
3.あとがき
現在自分が加入している「新がん保険、特約MAX」は、掛け金は安いのですが昔の保険なので、現在の医療状況に沿わない部分があります。
この機会に、見直しを考えていますが、医療状況の変化に合わせて、保険の更新をしていくのがよいようです。
2022年2月22日