ADSLが契約終了しても固定電話は使い続けるべきか
13年間にわたり、自分のパソコンのネット通信に使用していたADSL(プロバイダーはODN)ですが、今年の6月末で利用終了になることから、先日、解約をしました。
2024年3月までには、全てのプロバイダーのADSLが終了するようです。
ADSLは、固定電話の回線を使ってインターネットの通信を行うものなので、解約をしたことで固定電話のみが残る形になりました。
(ネットはワイファイ通信にしました。)
その固定電話ですが、しばらくは解約しないでおこうと思っています。
理由は次の2つです。
1.停電時でも使用できる。(ただし、電源不要の電話器に限る)
2.通信規制がかかる災害時では、利用者の少ない固定電話の方が、携帯電話やスマホよりも通話できる確率が高い。
実家の安否確認には、固定電話の方が携帯電話やスマホよりも便利になる可能性があるのです。
携帯電話やスマホは、停電が長く続いた場合、バッテリーが切れる恐れがあります。
また、0120のフリーコールも携帯電話やスマホからではできないことがあります。
固定電話の番号をそのまま引き継いで使える電話として、ひかり電話、無線電話がありますが、これらの電話は停電時には使用することができません。
なお、2024年1月からの固定電話のIP網移行化により、固定電話の通話料金は一律化されます。
基本料金は変わらず、従来の電話器もそのまま使用できるようです。
しかし、一方で、固定電話にも多くのデメリットがあります。
2023年の末までは、相手が固定電話の場合は、距離に応じて通話料金が高くなります。
また、基本料金も高めです。
月々、最低1700円ぐらいはかかります。
それに対し、ひかり電話(光ネットの利用が前提)や無線電話の基本料金は、月々、500円から1300円ぐらいで収まります。
固定電話の番号を使う電話機器にはよからぬ電話が多くかかってくるのでやっかいなところがあります。
利用頻度が低く、先ほどあげた2つの理由を無視することができるならば、固定電話は解約してもよいかと思います。
または、光インターネットを使用しているのであればひかり電話、使用していないのであれば無線電話(例:ソフトバンクのおうちの電話、KDDIのホームプラス電話)に置き変えるのでもよいかと思います。
固定電話を続けるかどうかは、費用対効果と安全への対策をどう考えるかによるかと思います。
2021年3月16日