特別定額給付金の申請は郵送を使用すべきその理由
特別定額給付金の申請が今月から始まっています。
申請方法には、マイナンバーカードによるオンライン申請と郵送がありますが、個人的には、郵送の方を使用するべきだ思います。
オンライン申請の方が郵送よりも早いような感じがしますが、実際にはオンライン申請の場合では、いろいろと問題があります。
オンライン申請で使用するマイナポータルは総務省のサイトですが、そこで入力した情報は、入力した人の住所にある自治体に送られます。
そして、自治体は、その情報が正しいかどうかの確認を行います。
現状、確認の自動化はされていないので、確認は、入力情報と住民基本台帳の内容を目視で照合するという形で行われます。
この確認作業には時間が要されるようです。
また、確認により、表記に違いが見つかった場合は、自治体の職員が、その対応に追われてしまうことになります。
入力した人にわざわざ確認を取らなければならないということも起こってしまいます。
これにより、オンライン申請でもお金の振り込みに時間がかかってしまうことが起こり得るのです。
一方、郵送の場合は、あらかじめ申請書に住民基本台帳をもとにした情報が印字されるので、記入箇所がオンライン申請よりも少なくなります。
自分の住んでいる所では、記入箇所が、申請日と電話番号、口座情報のみになっています。
オンライン申請では、給付対象の同世帯の人の名前を記入する必要がありますが、郵送の申請ではその必要もありません。
身分証と通帳の写しの添付、押印を忘れないように注意するだけです。
郵送の申請でも、都市などの人口の多いところでは、受給までに時間がかかりますが、オンライン申請に比べれば早く処理されるのではないかと思います。
今後、マイナンバーカードの所持者が増える中で、再び給付金の申請を現状のオンラインで行うのであれば、自治体の対応はますます大変になると思います。
給付金支給のシステム構築は、各自治体に委ねられているようなので、今後、システム改善ができる自治体とできない自治体で、対応に差が出てくることも危惧されます。
マイナンバーカードについては、以下の過去記事も参照ください。
2020年5月30日