明智光秀の出生地は美濃なのか、それとも近江なのか

2020年の大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」が1月19日(日)にいよいよスタートします。

ドラマの主人公は戦国武将の明智光秀ですが、本人の若いころの行動は、はっきりとわかっておらず、出生地も不明です。

本人の出生地は、美濃の国、場所としては岐阜県可児市瀬田、恵那市明智町、瑞浪市、大垣市、山県市などが考えられていますが、検証では、岐阜県可児市瀬田が出生地の可能性が最も高い所と推測されています。

しかし、最近、出生地の可能性がある場所が近江ではないかというニュースが出てきました。

その場所は、滋賀県多賀町佐目というところです。
滋賀県立図書館に保管されている古文書の中に、明智光秀が佐目の地で生まれたとする記述があることが確認されたそうです。
ここにきて、滋賀県が出生地である可能性も浮上してきました。

 

 

実は、過去の大河ドラマでも出生地がはっきりしない主人公がいました。

2007年放映の大河ドラマ「風林火山」の主人公、山本勘助がそうでした。

甲斐の戦国武将で、武田信玄の軍師である山本勘助も、武田氏に仕える以前の行動がよくわかっておらず、出生地もはっきりしていません。

山本勘助の出生地として、これまで愛知県豊川市牛久保町、豊橋市賀茂町、豊田市寺部町、静岡県富士宮市山本があげられていますが、出生地の可能性が高いのは、愛知県豊川市牛久保町か静岡県富士宮市山本ではないかと考えられています。

大河ドラマ「風林火山」では、静岡県富士宮市山本の武士の家で生まれ育った勘助少年が、愛知県豊川市の牛久保城城主、牧野成勝(まきのしげかつ)の家臣の大林勘左衛門のところに養子に入り、その後、成人して武者修行の旅に出ていくというストーリーでした。

はたして、今回の大河ドラマ「麒麟がくる」での明智光秀の出生地はどこに設定されるのか、それとも、そもそも出生地について触れるのか、テレビを見てのお楽しみになりそうです。

 

2020年1月16日