2017年開催の箱根駅伝からコース距離が一部変更

来年から箱根駅伝のコース距離が一部変更になるので、今日はその点について書いてみたいと思います。

2017年開催の第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称:箱根駅伝)からコースの距離が一部変更されるようです。

 

変更される内容は、第4区の距離が従来の18.5kmから20.9kmに、
第5区の距離が従来の23.2kmから20.8kmに変更されるところです。
これにより第4区と第5区の区間距離はお互い近い距離になります。

また、第4区の距離が長くなるかわりに第5区の距離が短くなることで、中継点の位置も西にずれ、従来のメガネスーパー前(小田原市本町)から鈴廣前(小田原市風祭)に変更となります。

関東学生陸上競技連盟によると、第4区と第5区の区間距離が変更されるに至った経緯は2つあり、

その1つめは、現在の第5区の距離の長さでは、選手に対する生理学的負担が大きく、
その影響から走行の後半に低体温症や低血糖症に陥る選手が見られたりしたこと、
また、第5区による貢献度が他の区間よりも大きくなってしまっていることが問題視されたこと、

2つめは、現在の第4区の距離の短さでは、マラソンに順応できる選手の芽が摘み取られてしまうのではないかということが問題視されたことです。

また、今回の区間距離の変更は、記録の取り扱いにも影響が出るようです。
従来の第4区と第5区の区間記録、往路記録、総合記録は、参考記録として扱われるとのことです。

 

ところで、2017年の正月に開催される箱根駅伝で一番注目される大学はどこかと言うと、やはり青山学院大学になるかと思います。
青山学院大学は、前回、前々回の箱根駅伝を2年連続で総合優勝しており、
今回の大会を総合優勝で飾ると、箱根駅伝総合優勝3連覇を達成します。

また、出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の3つは、三大大学駅伝と呼ばれるものですが、青山学院大学は、今年の出雲駅伝と全日本大学駅伝の両方を優勝しているので、
今回の大会を優勝すると、三大大学駅伝を全制覇することにもなります。

とりわけ、青山学院大学の奮闘に注目ですが、今回の大会での第4区と第5区での区間距離がまずは新記録として刻まれることになるので、これらの区間を走る選手にも注目です。

正月の一大イベントに声援を送って、良い1年のスタートを切りたいと思います。

以上、「箱根駅伝のコース距離が一部変更」についての記事でした。

2016年12月26日