新東名高速道路の一部区間開通と大河ドラマの舞台、井伊谷
今日は、新東名高速道路の一部区間開通と大河ドラマの舞台になる井伊谷について書いてみたいと思います。
今月の13日に新東名高速道路の未開通区間の1つであった豊田東JCTと浜松いなさJCT間が開通しました。
この区間は、愛知県の三河の山中と静岡県の浜松市北西部の山中を通るものであり、
途中に新設されたインターチェンジとしては岡崎東IC、新城ICがあります。
岡崎東ICは額田の町中にあり、このインターの近くには観光ができる場所はあまりありませんが、くらがり渓谷やホタル鑑賞の名所である鳥川町まで行く場合には、便利なインターとなります。
新城ICは新城市中心街から3キロ余り北にあり、ここを降りたところの国道151号線との交差点前には道の駅「もっくる新城」があります。
この交差点を左折して国道151号線を豊川方面に向かうと、長篠合戦場跡や合戦の記念館に行くことができ、 また、右折して国道151号線を飯田方面に向かうと、新城総合公園や四谷の千枚田、長篠城址、鳳来寺山、湯谷温泉などに行くことができます。
そして、浜松いなさJCTの近くには、既設の浜松いなさICがあります。
浜松いなさICの位置は浜松市北西部になりますが、このインターを降りて、国道257号線を浜松の市街方面へしばらく南下していくと、来年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の主な舞台となる引佐町井伊谷(いいのや)があります。
井伊谷は戦国きっての大名、井伊直政が輩出されたところです。
井伊谷の名所としては、井伊家ゆかりの寺である龍潭寺(りょうたんじ)や
後醍醐天皇の皇子である宗良親王を祀った井伊谷宮という神社があります。
龍潭寺は、拝観料が必要ですが綺麗な庭園を見ることができます。
また、龍潭寺の入口の売店では「うなぎアイス」が売られています。
このアイスクリームは、うなぎをまぶして作られているとのことで、サンショウもいっしょに付いてきます。
人にもよりますが、個人的にはうなぎの味を感じることはできませんでした。
しかし、さっぱりとした味で口当たりは良かったです。
しっかりと味わえば、うなぎの味を感じることができたのかもしれません。
1個あたりの量は少なめですが、値段は400円ぐらいします。
その他では、近辺に竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)という大きな鍾乳洞があり、奥山というところには、方広寺という大きな寺もあります。
また、浜松いなさICをはさんだ、新城から井伊谷にかけての一帯は、戦国時代に、長篠方面から侵攻してきた武田信玄配下の山県昌景が率いる戦国屈指の赤備えの精鋭部隊と徳川家康方の井伊の部隊とが戦ったところでもあります。
何の因果か、武田の赤備え部隊の生き残りは、武田家が滅亡した後、徳川家康によって井伊直政の部隊に編入され、それにより「井伊の赤備え」部隊が誕生しました。
その後、井伊の赤備えは、長久手の戦いや関ヶ原の戦いで活躍をしました。
また、赤備えの出で立ちは、大阪の陣の折り、武田家とゆかりのある真田幸村の部隊にも取り入れられました。
NHK大河ドラマも来年にかけて、赤備えつながりで盛り上がっていきそうです。
以上、新東名高速道路の一部区間開通と井伊谷の記事でした。
2016年2月24日